2012年1月29日日曜日

『戦略思考のすすめ』



今日の本は
『戦略思考のすすめ』[河瀬 誠]
です。

マーケティングというのは、”技術独りよがり”に
なってはダメだなと思わせる本でした。

どうしても製品戦略というのは作る側の論理に
偏ってしまいます。

作ったものが、お客のニーズだと思い込んでしまう
場合が多い。

先ずは自分の考えたものは、”お客さんのニーズから
かけ離れている”ことを認めることから始めるのが
いいようです。

ほんで、再度ニーズを考え直してみる。

間近な家族などに話してみて、興味を引く話なのか
確かめてみるのもよいらしいです。

お客さんは、作る側がこだわっていることに特段
興味がないかもしれません。

お客さんは、自分が求めていることが、製品を買う
ことで満たされればいいわけです。

他に、いい製品があれば、お客さんはそちらを買う
判断をするでしょう。

製品は買ってもらえなければ、何にもなりません。

作る側の“独りよがり”よりも、お客さんの求めている
ことにヒットさせる方が、どんなに重要なことか、
それをわかった上で、製品作りをしないと、
とんだピント外れになってしまうんですね。

この本からの学びは、以下の通り。

この3つをアファメーションとします。

★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★

①”おいしいニッチ”を見つけよう

 ⇒たとえ小さい会社でも”おいしい市場”を見つけら
  れればやっていける。

  それが小さいニッチだとしても、利益率は必ずしも
  悪くはなりません。

  お客のニーズを満たしてさえいれば売上高は
  小さくても、むしろ外敵の少ない、利益率の大きな
  ビジネスができます。

  広大な市場のど真中で勝負するのは少数の
  大手企業です。

  そこに入り込むと、価格競争で勝負するしかなくなり、
  利益率はどんどん薄くなってしまいます。

  競争とは、如何に”おいしいニッチ”を見つけ、
  そこでお客をしっかり掴むかということ。

  こういう戦略のとり方をしないと、なかなか成功は
  できません。。。

  わかる気がしますよね。


②最大の報酬は”仕事の面白さ”である

 ⇒人間誰しも、楽しく、意義の感じられる仕事を
  したい、誰かに期待され、感謝されたい
  といった自己実現の願いを持っています。

  それを満足させることが最大の報酬である
  と著者は言っています。

  ”仕事の面白さ”は次の要素に分解できる。

   (1)チャレンジ
   (2)裁量の広さ
   (3)仕事の質
   (4)会社への貢献
   (5)社会への貢献
   (6)仕事の見通し
   (7)チームへの信頼
   (8)自分の成長

  どの面白さを見つけることができるでしょうか。

  人それぞれでしょうが、考えてみるといいと思います。


③社員に成長の機会を提供する

 ⇒個人が成長するカギは「責任」にあります。

  仕事に対する責任を感じて、初めて真剣に
  仕事に取り組むことができるようになります。

  責任を持つとは、仕事にふさわしく成長する
  気概を持つこと。

  成長を志すならば、自分から責任のある仕事を
  積極的に引き受けていくしかありません。

  社員達の成長を促すなら、「言い訳がきかない
  環境を作ること」 これを徹底する。

  これが責任を自覚して前向きに取り組む社員を
  積極的に成長させる組織を作っていくことに
  なります。

  。。。深いですね。

  責任=成長ということなんですが、
  気概を持って仕事している人は、あまり多いと
  思えません。

  寂しいことです。。。って、おいらもかな?(^^;)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

個人の思考をどうしようという話もありますが、
会社という組織をどのように強くしていくかという
ツボをたくさんあげている本です。

一通り知っておいて損はないでしょう。

そう思います。