今日の本は、
『脳内リセット!笑って泣いて健康術』[吉野 槇一]
です。
お医者さんが書かれた本でござる。
著者は「心とからだ」、「心と病」の関連を証明するために
自分の抱える患者さん達に手伝ってもらって、いろんな
実験をしています。
この本は、その実験レポートみたいな感じ。
実験の結果採取したデータから、考察をしています。
「楽しい笑い」の実験には、患者さん達を集めて、
その前で、林家木久蔵さん(今は木久扇って名前よね)に、
落語をしてもらって、その前後の血液中の変化を
観察したりなど、なんだか面白い実験をしています。
10年くらいにわたり、8回もの実験を実施したみたいですね。
人間は、精神的なストレッサーを受けると、
心とからだに悪影響をおよぼしてしまいます。
人間は他の動物と比べ、前頭葉が発達しているおかげで
思考・創造・情感・適応力・喜怒哀楽のコントロール
などが優れていて、高い文明・文化を築くことができました。
でも、この前頭葉の発達によって、精神的ストレッサーを
受けた場合に、受けたもの以上に自分の中で増幅してしまう、
負の面も背負ってしまったそうです。
「心の病」というのは、前頭葉が発達した人間ならではの
問題のようですね。
んで、精神的ストレッサーを軽減させる手段を見つけようと
いうことで、著者はいろいろな実験をして思考錯誤を重ねて
きたということです。
「脳内リセット」というのは、ストレッサーで埋め尽くされた
頭の中を、真っ白な状態にしてしまおうというイメージで
付けられた言葉です。
うまく脳内リセットができれば、
うまく脳内リセットができれば、
ストレッサーは軽減できるということですね。
著者は、脳内リセットの有効手段としては、
「深い眠り」「泣く」「楽しい笑い」「趣味に没頭」の
4つを挙げられていました。
この本からは、脳内リセットの方法について、
学んでみたいと思います。
この本からの学びは、以下の通り。
この3つをアファメーションとします。
★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★
①ときには泣ける環境を
⇒泣くことは楽しい笑い以上に精神的ストレッサーを
解消する力があるのだそうです。
泣く原因は、精神的ストレッサーそのものなので、
直接的だからみたいです。
詳しいことはよくわかりませんでしたが、
楽しく笑うには、心にある程度の余裕がないと
笑えないと書いてありましたので、その辺の違いに
よるものかと思います。
泣けるDVD、ビデオを何本か用意して、それを観て
涙を流して泣くのも効果があるそうです。
②たかが笑い、されど笑い
⇒楽しい笑いは、心のバランスを回復させる働きが
あります。笑うことで脳のいろいろな部位が活性化され
脳を活き活きとフル回転させる効力があるそうです。
脳障害、認知症のリハビリには最適ではないかと
著者は言っています。
笑いは、動物の中でも、人間だけが持っている表情ですね。
人間があるが故に、逃れることができない悩みや
苦しみを忘れるために、天が与えてくれたもの。
そう考えて、“笑い”に感謝し、大いに活用いたしましょう。
③好きな趣味に熱中する
⇒何かに熱中すること、即ち没頭することも「脳内リセット」
のボタンとなります。
どうせ熱中するなら好きなことに打ち込むのが
よいですよね、きっと。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この本は、研究調査結果として読むと面白いかもしれません。
あくまでも実証結果を基に、「脳内リセット」になる事項は
これだと論じるところで止まっています。
具体的な脳内リセットの方法論までには踏み込んで
いませんので、そういうことまで期待して読むと
ちょっと物足りないかもしれませんね。
