2012年1月11日水曜日

『アイディアを10倍生む考える力』








今日の本は、
『アイディアを10倍生む考える力』[斎藤 孝]
です。

『「考える」とは言葉を操る技である』と著者は言っています。

悩み事に思い煩っているような「思い」、「悩む」状態は
「考える」では無いと。。。

アイディアを生み、アウトプットするなど生産的なことに
結びつく作業を「考える」と呼ぶそうです。

で、「考える」ことには、言葉を道具として使う技の
側面があって、言葉を操ることに慣れていないと
「考える」という脳の作業ができないということです。

考える力を引き出すためにはどうしたら良いのか。

まずは、紙に考えるテーマから連想されるキーワードを
どんどん書いていき、マップのように列挙してみます。

次に、書き出したキーワードそれぞれのつながりを
みていく。。。

自分の脳の中に散らばっていた情報を結びつけていく
ということですよね。

こういう作業が「具体的に考える」ということの
基本になるそうです。 ・・・なるほど。

世の中の「できる人」というのは、何か現実の問題を
乗り越えようとしたとき、何が問題なのかはっきりと
設定し、その課題について、どうすれば解決できるのか
を具体的に考えています。

言葉だけでなく、それを列挙して、図化して、検証して、
何がいいのかを絞り込んでいくんですね。

言われると当たり前ですが、参考になりました。

さて、この本からは、アイディアを生み出す
クリエイティブな思考をするための方法を学びたいと
考えました。

この本からの学びは、以下の通り。

この3つをアファメーションとします。

★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★

①「音読」「単純計算」で前頭前野を鍛えまくる

 ⇒意欲や考えることなど、人間らしい能力を司って
  いるのは、脳の前頭前野の領域なのだそうです。

  前頭前野は使えば使うほど、働きが活発になります。

  要は負荷をかけ、苦労させる方が活発になるということです。

  逆に言うと、楽をして考えない生活をしたり、
  工夫のない生活をしていたら活動は衰え、ボケるそうです。

  前頭前野を活動させるためには、「音読」「単純計算」が
  非常に効果があるのがわかっています。

  音読のように身体を使い、五感を目覚めさせることで
  思考をさらに活発にできるということみたいです。

  って聞くと、「音読」やってみたくなりますよね。


②「視点移動力」をつける:
 「これを変えてみたらどうだろう」という考え方をしてみる

 ⇒思い込み、先入観があると考える力は止まってしまいます。

  一般論から考えると思考は停止するということです。

  そこから抜け出すためにはどうしたらよいか。

  「もし~であれば」のように「これを変えてみたらどうだろう」
  と考える方法が有効です。

  たとえば「机の脚は4本」というのは一般論ですが、
  「真ん中にもう一本脚があった方がもっと安定するのでは」
  とか、「もし、これがあったらどうだろうか」「もし、これが
  なかったらどうだろうか」と、想像力の世界でどんどん変更を
  加えていくと、面白い発想が出てくるかもしれません。



③「無理矢理アナロジー」でこじつける:
 いいアイディアはつながりそうにないものがつながっている

 ⇒これも②に似ている方法です。

  「ふつうの考えをずらしていく」というやり方です。

  「これとこれがどうしてくっつくの?」と思えるような
  一見無関係なものをあえて結びつけてみるんです。

  「○○は××である」という命題を立ててしまって、
  これを証明する論理を無理矢理考えるのです。

  無理矢理こじつけていく中で、新しいコンセプトが
  生まれたりします。

  今、世の中にあるものも、最初はつながりそうにないものが
  つながった結果生まれたアイディアから作られたものが
  多いですよね。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

この本の後ろの方に、読解のコツみたいなことが書いて
ありました。

「敵を読み取ると問題の本質が見える」と書かれています。

どういうことかというと、、、
文章というものは、筆者が「自分の主張をわかってくれ」
という目的で書かれています。

だから、「この人はどういう風に自分の主張が正しいことを
証明しようとしているか」という目でみるといいそうです。

その際、その人が否定しようとしている「敵」を見ると
わかりやすいそうです。

筆者が敵としている相手との関係を見つけるんですね。

そうすると、筆者の文章を書く動機とか、価値観は何か
という根本がつかみやすくなり、文章を深く読み解ける
ようになります。


納得ですね。