2012年2月16日木曜日

『いやな気分の整理学―論理療法のすすめ』


今日の本は
『いやな気分の整理学―論理療法のすすめ』
[岡野 守也]です。

これも面白い本でした。 

出来事に対する反応というのは、
人によってかなり違ってきます。

この違いは単純にいうと”性格の違い”
ということになるのでしょうか。

しかし、落ち込みやすい性格、怒りっぽい性格
・・・等々で、悩んでいる人に対し
「性格だから」と切って捨ててしまうのは
何の解決にもなりません。

この本には、性格には生まれつきで直らない部分も
もちろんあるが、努力と訓練で”あまり困らない程度”
に相当改善することはできる
ということが書かれています。


この本からの学びは、以下の通り。
この3つをアファメーションとします。

★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★

①だといい主義でいく

 ⇒「~でなければならない」、
  「~ねばならない」、
  「~であるべきだ」、
  「~であるはずだ」、
  「~であってはならない」、
  「~でないはずだ」、
  「絶対~だ」、
  「~などありえない」。。。は、

  “イラショナル・ビリーフ”というそうです。

  “非理性的・非論理的な考え方”ということです。

  これらに対し、“ラショナル・ビリーフ
  (理性的な考え方)”の姿勢が役立ちます。

  “ラショナル・ビリーフ”の特徴は、
  すべてのことに対して、
  基本的に
  「~だといいんだけどな」、
  「~であることにこしたことはない」、
  「どちらかというと~のほうがいい」、
  「なるべく~であってほしい」
  といった考え方、願望の仕方をします。

  理性的な考え方は柔軟なんです。


②過大視しない。「つらい、でも耐えられるでしょ。」

 ⇒思い通りにならないことが起こったとき、
  それを過大視すると、つらさを増幅してしまいます。

  冷静になって現実をそのまま見てみましょう。

  そんなめちゃくちゃひどいことにあったのでは
  ないことがわかるはずです。

  世界一不幸な目にあったわけじゃないはずですよね。

  「つらい、でも耐えられるでしょ。」と
  自分で自分に問いかける
  ”セルフ・トーク”をしてみましょう。

  これが、大事なんですね。

  自分の中でどういう言葉を使うかによって、
  自分の気持ちがずいぶん変わってくるわけです。

  「つらい、、、でも耐えられる。
   ・・・で、できることは何だろう。
   状況をよくするために、今自分にできることは何だろう」

  と考えてみましょう。

  この「できることは何だろう」
  という問いが非常に合理的・理性的で
  役に立つ問いとなります。

  できないこと、かなわないことについて、
  自分を責めたり、自分をかわいそうがったり、
  あるいは他者を非難するなんて
  なんの役にも立ちません。


③不幸な人に共感しすぎて不幸になってもしょうがない

 ⇒例えば飢餓で苦しむ難民のニュースを
  見たとしましょう。

  「かわいそう」
  「自分には何もできない」
  と思ったところで
  その難民には何も役にもたちません。

  不幸な人に共感しすぎて、自分が不幸になっても
  不幸な人が一人増えるだけです。

  必要なことは不幸な人を増やすことでは
  ありませんよね。

  不幸な人を減らすことか、それができなければ
  せめて増やさないことに努めるべきですね。

  不幸な人にとって必要なのは、
  その人のような不幸へと同調してもらうことではなく、
  幸福へ引き上げてもらうことです。

  心を痛めてばかりいないで、
  自分で何ができるかを考え、
  それを実行していくことの方が
  生産的だと思います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

世の中には、自分の思い通りにならないことが
たくさん起こっていきます。

それに対し、絶対主義で
「こうでないといけない」という態度であたると
自分の気分は悪くなってしまう一方です。

理性的に柔軟に受けとめることが大切なんですね。