今日の本は
『いやな気分の整理学―論理療法のすすめ』
[岡野 守也]です。
これも面白い本でした。
出来事に対する反応というのは、
人によってかなり違ってきます。
この違いは単純にいうと”性格の違い”
ということになるのでしょうか。
しかし、落ち込みやすい性格、怒りっぽい性格
・・・等々で、悩んでいる人に対し
「性格だから」と切って捨ててしまうのは
何の解決にもなりません。
もちろんあるが、努力と訓練で”あまり困らない程度”
に相当改善することはできる
ということが書かれています。
この本からの学びは、以下の通り。
この3つをアファメーションとします。
★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★
①だといい主義でいく
⇒「~でなければならない」、
「~ねばならない」、
「~であるべきだ」、
「~であるはずだ」、
「~であってはならない」、
「~でないはずだ」、
「絶対~だ」、
「~などありえない」。。。は、
“イラショナル・ビリーフ”というそうです。
“非理性的・非論理的な考え方”ということです。
これらに対し、“ラショナル・ビリーフ
(理性的な考え方)”の姿勢が役立ちます。
“ラショナル・ビリーフ”の特徴は、
すべてのことに対して、
基本的に
「~だといいんだけどな」、
「~であることにこしたことはない」、
「どちらかというと~のほうがいい」、
「なるべく~であってほしい」
といった考え方、願望の仕方をします。
理性的な考え方は柔軟なんです。
②過大視しない。「つらい、でも耐えられるでしょ。」
⇒思い通りにならないことが起こったとき、
それを過大視すると、つらさを増幅してしまいます。
冷静になって現実をそのまま見てみましょう。
そんなめちゃくちゃひどいことにあったのでは
ないことがわかるはずです。
世界一不幸な目にあったわけじゃないはずですよね。
「つらい、でも耐えられるでしょ。」と
自分で自分に問いかける
”セルフ・トーク”をしてみましょう。
これが、大事なんですね。
自分の中でどういう言葉を使うかによって、
自分の気持ちがずいぶん変わってくるわけです。
「つらい、、、でも耐えられる。
・・・で、できることは何だろう。
状況をよくするために、今自分にできることは何だろう」
と考えてみましょう。
この「できることは何だろう」
という問いが非常に合理的・理性的で
役に立つ問いとなります。
できないこと、かなわないことについて、
自分を責めたり、自分をかわいそうがったり、
あるいは他者を非難するなんて
なんの役にも立ちません。
③不幸な人に共感しすぎて不幸になってもしょうがない
⇒例えば飢餓で苦しむ難民のニュースを
見たとしましょう。
「かわいそう」
「自分には何もできない」
と思ったところで
その難民には何も役にもたちません。
不幸な人に共感しすぎて、自分が不幸になっても
不幸な人が一人増えるだけです。
必要なことは不幸な人を増やすことでは
ありませんよね。
不幸な人を減らすことか、それができなければ
せめて増やさないことに努めるべきですね。
不幸な人にとって必要なのは、
その人のような不幸へと同調してもらうことではなく、
幸福へ引き上げてもらうことです。
心を痛めてばかりいないで、
自分で何ができるかを考え、
それを実行していくことの方が
生産的だと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
世の中には、自分の思い通りにならないことが
たくさん起こっていきます。
それに対し、絶対主義で
「こうでないといけない」という態度であたると
自分の気分は悪くなってしまう一方です。
理性的に柔軟に受けとめることが大切なんですね。
