
今日の本は、
『知的生産の技術』[梅棹 忠夫]
です。
知的生産とよんでいるのは、
人間の知的活動がなにか新しい情報の生産に
向けられているようなことをいいます。
簡単に言いますと、
知的生産というのは、
頭をはたらかせて、
何か新しいことがら-情報-を、
人にわかる形で提出すること
そんな感じで定義されています。
この本からの学びは、以下の通り。
この3つをアファメーションとします。
★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★
①普段の生活の中での「発見」「着想」を
即座に書き留める
⇒「発見」というのは誰にでも
起こっているはずです。
でもそれは、瞬間的に消えてしまいます。
そのまま、消えるにまかせるか、
あるいはそれをとらえて、
自分の素材にまで育て上げるか。。。
それは、その場で蓄積できる装置を
持っているかどうかにかかってきます。
装置というのは”記録”のことです。
つまり紙に書きとめればよいということ。
この本では、というか梅棹さんは
B6版の紙(カード)を使っています。
覚えるために書くんじゃないのですよ。
「記憶するかわりに記録する」。
「これは面白い」と思った「発見」、
「自分の着想」を
ちゃんとした文章で書いておくんですね。
いろんな現象を次々と書いておきます。
たまると、それは日常生活における
知的活動の記録というもの
になっていくわけです。
②知識と知識を組換え知的創作作業を行う
⇒①のカードを活用します。
操作できるのがカードにするところのミソです。
蓄積と貯蔵だけなら、ノートで十分ですね。
カードをいろいろと組換えてみます。
知識と知識を組換えてみるということですな。
そうすると、一見なんの関係もないように
みえるカードとカードの間に
思いもかけぬ関連が存在することに
気がついたりします。
新しい「発見」があるわけです。
すぐにその発見もカード化してしまう。
つまりこれは単なる知識の集積作業ではなく
一種の知的創造作業になります。
③創造的読書のすすめ
⇒読書を行ったら読書ノートを書く。
これもカードでよい、とこの本は言っています。
そこに書くのは本の著者が主張する
大事なところでなくてよいです。
あくまでも自分にとって、
「おもしろい」と思えるところを記録する。
つまり、こいつも「発見」の記録になります。
読書において大事なのは、
著者の思想を正確に理解するとともに
それによって自分の思想を開発し、育成すること。
「発見」を拾っていくことは創造的行為となります。
僕は、本からアファメーションを
一冊毎に3つ挙げてますが
創造的活動に役立つようにしていきたいですね。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この本、初版が69年の発行です。
もう約40年も経っているんですね。
当時はパソコンなんかもないし、
今とは全然環境が違います。
そんな時代に考えられたものですが、
今でも色あせずすごいと思わせてくれます。
知的創造の普遍的な技術ということなんじゃないかな
と思います。