2012年3月6日火曜日

『知的生産の技術』





今日の本は、
『知的生産の技術』[梅棹 忠夫]
です。


知的生産とよんでいるのは、
人間の知的活動がなにか新しい情報の生産に
向けられているようなことをいいます。


簡単に言いますと、
知的生産というのは、
頭をはたらかせて、
何か新しいことがら-情報-を、
人にわかる形で提出すること
そんな感じで定義されています。



この本からの学びは、以下の通り。


この3つをアファメーションとします。


★★★★★★★アファメーション★★★★★★★★


①普段の生活の中での「発見」「着想」を
  即座に書き留める


 ⇒「発見」というのは誰にでも
  起こっているはずです。


  でもそれは、瞬間的に消えてしまいます。


  そのまま、消えるにまかせるか、
  あるいはそれをとらえて、
  自分の素材にまで育て上げるか。。。


  それは、その場で蓄積できる装置を
  持っているかどうかにかかってきます。


  装置というのは”記録”のことです。


  つまり紙に書きとめればよいということ。


  この本では、というか梅棹さんは
  B6版の紙(カード)を使っています。


  覚えるために書くんじゃないのですよ。


  「記憶するかわりに記録する」。


  「これは面白い」と思った「発見」、
  「自分の着想」を
  ちゃんとした文章で書いておくんですね。


  いろんな現象を次々と書いておきます。


  たまると、それは日常生活における
  知的活動の記録というもの
  になっていくわけです。




②知識と知識を組換え知的創作作業を行う


 ⇒①のカードを活用します。


  操作できるのがカードにするところのミソです。


  蓄積と貯蔵だけなら、ノートで十分ですね。


  カードをいろいろと組換えてみます。


  知識と知識を組換えてみるということですな。


  そうすると、一見なんの関係もないように
  みえるカードとカードの間に
  思いもかけぬ関連が存在することに
  気がついたりします。


  新しい「発見」があるわけです。


  すぐにその発見もカード化してしまう。


  つまりこれは単なる知識の集積作業ではなく
  一種の知的創造作業になります。




③創造的読書のすすめ


 ⇒読書を行ったら読書ノートを書く。


  これもカードでよい、とこの本は言っています。


  そこに書くのは本の著者が主張する
  大事なところでなくてよいです。


  あくまでも自分にとって、
  「おもしろい」と思えるところを記録する。


  つまり、こいつも「発見」の記録になります。


  読書において大事なのは、
  著者の思想を正確に理解するとともに
  それによって自分の思想を開発し、育成すること。


  「発見」を拾っていくことは創造的行為となります。


  僕は、本からアファメーションを
  一冊毎に3つ挙げてますが
  創造的活動に役立つようにしていきたいですね。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


この本、初版が69年の発行です。


もう約40年も経っているんですね。


当時はパソコンなんかもないし、
今とは全然環境が違います。


そんな時代に考えられたものですが、
今でも色あせずすごいと思わせてくれます。


知的創造の普遍的な技術ということなんじゃないかな
と思います